2011年8月24日水曜日

東京右半分:和柄の聖地・亀有を訪ねて

たとえばジーンズの太股に桜吹雪が散っていたり、アロハシャツにドクロやコウモリが躍っていたり、Tシャツの背中で見返り美人が微笑んでいたり……いわゆる「和柄」というジャンルが、ストリート・ファッションにある。



表参道や代官山のハイソなブティックでは見かけないが、日本中の男の子たちや女の子たち、特に男の子たちが通う街場の店ではかならず、誇らしげにショーウィンドウに飾られている、そういうストリート・ファッションの世界では過去10年近くにわたって、和柄が変わらぬ人気を保ちつづけているのだが、そんな和柄の、おそらく日本でいちばんコアな品揃えを誇っているショップが、実は亀有にあることをご存知だろうか。


ほとんどの日本人にとっては『こち亀』以外にはなんのイメージも浮かばないであろう亀有駅に降り立ち、徒歩5分。環状七号線沿いの、およそ「ファッショナブル」という言葉からはかけ離れたグレーな街区に、突如現れる「JEANS RODEO CASUAL」というアメリカン・フレイバーたっぷりのネオンサイン。ここが和柄の総本山『RODEO BROS』なのだ。

http://www.chikumashobo.co.jp/blog/new_chikuma_tuzuki/
(来週は筑摩書房のサイトが夏休みのため、『東京右半分』の更新もお休みです)