2011年7月7日木曜日

ROADSIDE FASHION 俺たちのクールビズ

日本の男ならだれにでも似合って、外人モデルにはぜったい似合わない服、というのを追求したくてこの連載を始めたわけだが、前回ご紹介したガルフィーのようなセットアップ(ジャージ上下)はその典型だろう。しかし日本の男ならだれにでも着こなせて、外国人男性にはぜったい着こなせない重要アイテムが、実はもうひとつある。それが「ダボシャツ」だ。


お祭りの香具師、寅さん、トラック野郎、ダボシャツの天・・・ひとそれぞれ、「ダボシャツ」という言葉から喚起するイメージはさまざまだろう。それは「シャツ」という西洋伝来の肌着であったものが、日本の風土にあわせて独自の変化というか進化を遂げた、きわめてローカルで、オリジナルな産物である。

今回の『ROADSIDE FASHION』は、ダボシャツが第2の皮膚のように似合う男・玉袋筋太郎さんと、芸人仲間の桐畑トールさん、そして歌舞伎町のクラブシンガー・リトルヴォイス菅原さんの3人に、絶品のダボシャツ(正式には鯉口シャツ)を着ていただいた。