2011年7月14日木曜日

文庫版・珍日本超老伝 発売!

『演歌よ今夜も有難う』発売を記念した、青山ブックセンター六本木店でのミニトークにご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。暑い中、しかも立ち見で、ほんとに感謝です! 表紙を飾ったみどり・みきさんもわざわざ来ていただいて、盛り上がりましたね。

そろそろ手元にいろんなリアクションが来ているのですが、親友の大竹伸朗君が、すごくいいことを言ってくれました——「このひとたちは、お遍路さんなのかもしれない。凡人には見えない88ヶ所をめぐる使命を与えられし人々」。ほんとにそのとおりです!

僕にとって、このインディーズ演歌歌手たちを訪ね歩く旅は、実はフェイズ2というべきプロジェクトでありまして、その前のフェイズ1だったのが、2007年に発表した『巡礼—珍日本超老伝』。すでに絶版になっているのですが、それがこのほどちくま文庫で復活しました!


オリジナルはすべてモノクロでしたが、今回はカラーの口絵つき。そして文庫版のおまけ(と言っちゃあ失礼ですが)に、以前『東京右半分』で3回にわたって掲載した、日本最大・最高・最強の縄師であり、日本SM界のゴッドファーザーでもある濡木痴夢男先生の伝記を載せています。





28人の暴走じいさんたちの、オリジナル版刊行以来の消息も、わかるかぎり書いておきましたので、前のを読んだ方も、チェックいただけたら幸いです。「老人よ、大志を抱け!」 年取ったからって、枯れてる場合じゃないでしょ!!!