2009年9月17日木曜日

上海スタイル:第3回が発売されました!


上海市中心部から、地下鉄で15分ほど。外国人観光客ゼロの、四角いアパートが並ぶ住宅街に新居を構えている、おたがい26歳、2年前に結婚したばかりの若夫婦。いまだにハネムーンの雰囲気がむっちり立ちこめる、ラブリーな住空間だ。

新婚のふたりが選んだのは、1956(昭和31)年に建てられたというアパート。木製の階段や手すりなど、ヨーロピアンな租界とはひと味ちがう、古き良きチャイニーズ・テイストがあって、古いながらも素朴で落ちついた雰囲気。


奥様の趣味を尊重して、シンプルなスタイルを基調にしたインテリアは、「家具はぜんぶIKEAでしょ、内装と家具で5万元(約70万円)、あとテレビとか家電にも5万元使いました」。おかげで建てられて半世紀以上の歴史が染みついた外側とは好対照の、ピカピカなハネムーン・スイートに仕上がっている。
幸せって、こういうかたちをしてるのかもね。