2009年6月17日水曜日

ワンダーJAPAN誌で新連載開始:珍・済州島紀行

こないだ横浜トリエンナーレで来日したアーティスト、キャメロン・ジェイミーも、「世界で唯一、買う価値のある雑誌だ!」と激賞、バックナンバーを全冊ゲットしたという<ワンダーJAPAN>。たしかに、廃墟を中心とした異空間だけで雑誌を一冊丸ごと作って、しかもそれが長続きしているなんて、日本だけかもしれません。
今月号から、そのワンダーJAPANで新連載が始まりました。『珍・済州島紀行』、その名のとおり、韓国の誇る(?)リゾート・アイランド、済州島にお笑い珍名所を探しに行く、特別企画です。

地図で見ると佐賀県と同じ緯度、面積は佐渡島の約2倍、大阪府と同じくらい。日本の主要都市から1,2時間で飛べる済州島は、韓国でいちばん大きな島。
本土とは異なる固有の歴史や言語を保持してきた済州島は、韓国人にとってもある意味、エキゾチックな場所であり、海外旅行が自由化される以前には、韓国人にとって新婚旅行のメッカでもありました。
いま、済州島を訪れる観光客は年間543万人(2007年度)。そのうち外国人は54万人あまりで、3分の1にあたる18万人が日本人。ゴルフやマリン・スポーツなどのリゾート、韓国全土で14あるうち8つが集中するカジノ、シーフード、そして韓流ドラマのロケ地めぐり・・・。
完璧なペアルックでラブラブ・モード全開の韓国人カップル、韓国女性をはべらせながら鋭い目つきでルーレット盤をにらみつける、そのスジふうの日本人男性、ロケ地で記念撮影に熱中する韓流マニアおばさま連。ものすごくバラエティ豊かなお客さんたちのために、この島にはものすごくバラエティ豊かな観光スポットが、全土にひしめいてます。その数も、密度も、そして質も(お笑い度、キッチュ度、ゆるゆる度など、あらゆる意味で)、済州島の珍名所は間違いなく韓国のトップを独走中。
ソウルでもなく、慶州でも釜山でもなく。韓国通にこそ足を運んでほしい、済州島は知られざるロードサイド・トレジャー・アイランドなのであります!

第1回は<小人国>と<ミニミニランド>という、ふたつのミニチュア・パークを取り上げます。東武ワールドスクェアみたいな完成度はないけれど、そのゆるさが心地よいというか、いい湯加減なんですねえ。こんな観光地をレンタカーで回って、夜は最高の韓国海鮮料理を堪能。それからマッサージ! もう、次のお休みはここで決まりじゃないですか!?